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無題

早いもので
もう24年の月日が経ちました。


実家である一軒家の2階で寝ていた
僕の上には
大型の本棚と机が倒れ
その上に天井が落ち、
更に、その上に屋根瓦があり

軽く生き埋めになってました。


救出されたのは
それから約一時間少々の後

助けてくれた父親は
おそらく素足で
家の中を掘り回ったのでしょう

手足に沢山の傷があって、
文字通りの血まみれでした。


朝7時、8時にもなると
普段は外が明るくて当然なのですが
この日だけは違いました。

多発しすぎた火事の煙で
空は黄土色に変色し
至る所から黒い煙があがっていました。


阪神淡路大震災です。


おそらく、
皆さんもテレビなどで見た事があるでしょう
倒壊したビル
根元から折れた高速道路
グニャグニャに曲がった線路

死者は6400人、と報道されていました

ですが
メディアでは
伝えきれないものがあります。


あなたは知っていますか?

辺り一面を焼いた火事の炎の熱さ
建物に埋もれて、徐々に小さくなっていく声
あの何とも言い表せない、焦げた匂い
生存者救助優先のため、道端に置かれた死者


ネットやテレビは
沢山の情報をくれますが
法律や道徳上の問題などあるため
どうしても偏ってしまいます。

ですが
それが真実なのです。


あまりにも残酷で生々しくて
息が詰まって声も出ないような現実が
目の前に沢山ありました。

実際に、身内や友人を失った方も
沢山おられます。


前触れもなく
突然誰かを失う、というのが
どんな感覚か想像してください


明日も皆確実に生きているとは限らないのです。

つまらない事で喧嘩しっぱなしではないですか
軽い気持ちで裏切ってしまっていませんか
冷たい態度を取ったこと後悔していませんか
ちゃんと愛情注いであげていますか


震災は僕にとって
その大き過ぎる代償にかわって
大切なことを沢山教えられました。


難しいことは出来なくても、せめて
素直に生きて
ありがとうと
ごめんね、は
ちゃんと伝えれる人になりたいと願います。

プロフィール

富樫 誠

Author:富樫 誠


ドラム歴26年目(講師は11年目)

12歳でドラムをはじめ、20歳でプロ転向
専門学校などでも講師を勤める

2015年
音楽を楽しむ事を目標とした教室
「わかぎミュージックサロン」を開業

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